2024年8月5日に日経平均株価が大暴落しました。
この経済ショックによる、ロレックスの資産価値下落について考察します。
何が起きてるのか?
2024年8月5日の日経平均株価は前日比4,451円安となりました。
これは、1987年10月19日のアメリカのブラックマンデー(史上最大)に次ぐ、史上2番目の暴落となりました。
要因は以下の2つです。
円高の進行
2024年7月31日に日銀が利上げを行いました。
一方、アメリカでは逆に金利を下げる「利下げ」が始まりそうだとなり、円高が一気に進んでいます。
8月5日の円相場は一時、1ドル=141円台になりました。
円高は、輸出企業にとってはマイナスの影響があるので、結果として株価を下げる要因にもなっています。
アメリカで発表された経済指標が市場の予想よりも悪かった
アメリカの景気が後退するのではないか?!という懸念が一気に広がりました。
アメリカの株価が大きく下がると、その流れを受けて日本の株価も急落したということです。
ロレックス正規店への影響
現在は、投資や投機の対象として注目されているロレックスですが、世界情勢に左右されます。
今回の暴落により、国内における資産価値が下がってしまったことにで買取価格も下落してることから、転売ヤーが減り「購入し易くなったのでは?」と思い、都内5店舗の正規店に行ったところ・・・
特に変わらず、多くのお客さんが並んでいました。
人気について、今のところ影響は無いようです。
ロレックスの資産価値への影響
コロナ以降は資産価値が爆上りのロレックスですが、株価暴落と円高の影響で日本市場における資産価値は下落となりました。
しかし、大人気のデイトナとなると下落は非常に少なく、さすがクロノグラフの王者といったところではないでしょうか。
買取り価格も下落?
買取店は、販路により2種類に分かれます。
国内
円高に転じたことで一見すると良いふうに思えますが、買取価格が下落となりました。
直近で購入したデイトジャスト36を例にすると、前後で-18万円であることが分かります。
2024年7月(暴落前)192万円
2024年8月(暴落後)175万円
海外
海外へ輸出する買取店は大ピンチです。
少し前まで160円/ドルで円安だったのが140円/ドルとなり、一気に円高となりました。
「円高の進行」でも解説しましたが、海外販路を主軸にしている買取り業者は、高く売ることができずに大打撃を受けて買取り不可が出始めました。
高額買取で定評のある複数の店舗は、買取不可(中断)となりました。
売却か?キープか?
売却検討で悩んでいる方について、ワタシの個人的意見になりますが『今は売るべきではない!!!』と思っています。
理由は、暴落は日本で起きた一時的な出来事であり、世界経済として現状は安定しているからです。
ロレックスは世界的に人気で重要にある品物です。
日本の景気で世界の需要が左右されることは、ほぼありえません。
資産性を気にして売却を検討される方は、日経平均よりNYダウのグラフの上下を意識された方が良いと思います。
最後に
趣味でロレックスをコレクションされている方には、特に関係のないお話しだったかも知れません。
しかし、ロレックスと資産価値の関係は切れないものがありますので、今後も「資産価値」も気にしつつロレックス・ライフを楽しんでいただければと思います。
ロレックスの基礎知識を知りたい方は、こちらの記事もご確認ください。
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