機動戦士ガンダムは、1979年に初めて放送されて以来、長い歴史を持つロボットアニメであり、日本のアニメ文化を代表する作品の一つです。
人気の理由は、宇宙世紀という架空の世界観を舞台に、人間ドラマや政治的な要素、哲学的なテーマなどを取り入れ、視聴者の心を揺さぶるストーリー展開が魅力的だからです。
また、様々なガンダム機体やメカニックが登場し、それぞれに特徴的なデザインや武装があるのもガンダムの魅力の一つです。
さらに、シリーズを通して描かれる「希望」や「勇気」などのテーマは、現代にも通じる普遍的なメッセージとなっています。
そのようなガンダムシリーズの魅力を受け継ぎ、新たな要素も盛り込んだ「ガンダムNT」は、シリーズファンはもちろん、初めてガンダムを見る人にもおすすめしたい作品です。
ガンダムNTとは
正式名称「機動戦士ガンダムNT（ナラティブ）」は、サンライズ制作の日本のアニメーション作品であり、宇宙世紀を舞台にしたロボットアニメ「ガンダムシリーズ」の一つで2018年11月に公開されました。
※以下、ガンダムNTと省略します
機動戦士ガンダムNT ホームページ
ストーリー
U.C.0097――。
「ラプラスの箱」が、「ラプラス事変」と呼ばれた争乱の結果として世に示されて一年が経過した。
だが、ニュータイプの存在とその権利に言及した『箱』＝『宇宙世紀憲章』の存在が明かされても、世界の枠組みに大きな変化はなかった。
一方、『ラプラス事変』において、ネオ・ジオン残党軍『袖付き』は一時的に瓦解し、活動は停滞。
また争乱における主役となった“ユニコーンガンダム”と呼ばれる２機のモビルスーツは、人智の及ばぬ能力を発揮したことで危険視され、秘密裏に封印されていた。
しかし、２年前に消息不明となり、歴史から抹消されていたRX-0ユニコーンガンダム３号機が、地球圏に再びその姿を見せる。
“フェネクス”と呼ばれるその機体を巡り、再び動き出す人々。
フェネクス争奪戦には、地球連邦軍や『袖付き』だけでなく、アナハイム・エレクトロニクス社とも関連の深い大企業、ルオ商会も介入する。
新たなモビルスーツ「ナラティブガンダム」を投入した彼らの真の目的とは……。
登場人物
地球連邦政府
ヨナ・バジュタ
地球連邦所属の25歳。マーサ・ビスト・カーバインに関わる作戦ではディジェに搭乗していた。
宇宙世紀９５年（U.C0095）に暴走して行方不明であったユニコーンガンダム３号機のフェニックスの捜索のため（フェニックス狩り）に編成されたジェザール隊の増援として送り込まれることになる。
搭乗機体はナラティブガンダム。
ルオ商会の特別顧問である、ミシェル・ルオとフェニックスのパイロットのリタ・ベルナルとは幼馴染である。
少年期にコロニー落としに見舞われたオーストラリアで被災した過去を持つ。
リタ・ベルナル
地球連邦所属の少尉。
起動実験中に突然暴走したユニコーンガンダム３号機のフェニックスパイロット。
ヨナ・バジュタやミシェル・ルオと同じく、オーストラリアで起きたコロニー落としに被災した過去を持つ。
アバーエフ
クラップ級戦艦のダマスカスの艦長
イアゴ・ハーカナ
不死鳥狩りを遂行するシェザール隊の隊長
フランソン
シェザール隊の副隊長
アマージャ、デラオ、パベル、タマン
シェザール隊の隊員
ジオン共和国
ゾルダン・アッカネン
ユニコーンガンダム３号機のフェニックスの捕獲を目論むジオン共和国の大尉。
ネオ・ジオンの残党軍「袖つき」の首魁フル・フロンタルと同じシャアの再来の一人として開発された強化人間
ミネバ・ラオ・ザビ
ザビ家の遺児。
航宙戦艦メガラニカ内のビスト邸を居所としている
ルオ商会
ミシェル・ルオ
ニューホンコンを拠点に地球連邦政府と密接な関係を築く大企業の特別顧問かつ、ルオ商会会長の娘。
年齢は25歳だが、略筮法による占いに長け、財政界からの絶望の信頼を得ている。
フェニックス狩りに参加すべく、作戦指揮をとるクラップ級戦艦のダマスカスに増援としてナラティブガンダムを伴って乗り込んでくる。
ブリック・テクラート
ミシェル・ルオの秘書
ルオ・ウーミン
ルオ商会会長。現在はカプセルホテルで冷凍睡眠中。
ミシェル・ルオの父。
アナハイム・エレクトロニクス社
マーサ・ビスト・カーバイン
アナハイム・エレクトロニクス社に嫁いだビスト財団の一員。
サイアム・ビストの孫にあたる。
ラプラス事変への関与を問われ収監されていたが、移送中にルオ商会の私兵に強奪される。
ガンダムスーツ
ガンダムスーツは人間が搭乗して操作することで、機動性や戦闘力が飛躍的に向上した兵器として描かれています。
ガンダムNTでは、新たなガンダム機体「ユニコーンガンダム3 フェネクス」や、前作「機動戦士ガンダムUC（ユニコーン）」に登場したユニコーンガンダムの派生機「シナンジュ・スタイン・ユニコーン」、連邦軍の汎用機「ジェガンダイバー」、ユニコーンガンダムの姉妹機「ユニコーン2号機 バンシィ・ノルン」、セオリー・アミタ教団が使用する新型MS「ギャラクシー・シンカー」などがあります。
これらの機体は、それぞれ独自の特徴的な外観や武装を持ち、本作品の世界観をより深く魅力的にしています。
主題歌
LiSAが歌う「narrative」です。この曲は、物語のテーマである「未来」を歌詞に取り入れ、壮大かつ情熱的なサウンドで聴かせます。
また、楽曲の中でガンダムシリーズのテーマである「希望」や「勇気」を歌い上げ、戦いの中で輝く主人公たちの姿をイメージさせる歌詞が印象的です。
LiSAの力強い歌声と共に、「narrative」は「ガンダムNT」の物語を一層盛り上げ、視聴者の心を揺さぶることでしょう。
公開日と興業収入
2018年11月30日に公開されました。公開後、日本国内のみで約300万人以上の観客を動員し、興行収入は約8.8億円を記録しました。また、世界各地でも公開され、海外でも高い評価を得ています。
特に、北米やアジア地域での公開によって、新たなガンダムファン層を獲得することに成功しました。
公開から数年が経ちましたが、今でも多くの人々に愛され、ガンダムシリーズの中でも一つの名作として評価されています。 
地上波放送
2023年３月５日（日）より『機動戦士ガンダムＮＴ』が、MBS/TBS系全国28局ネットで毎週日曜日の午後5時から放送されます。
ガンダムNTをおすすめする理由
美しい映像美と迫力あるアクションシーンが魅力的であることです。
また、新しいガンダム機体の登場や、ユニコーンガンダムの技術を受け継いだフェネクスの活躍など、シリーズファンには見逃せない要素が満載です。
さらに、人間ドラマも描かれており、登場人物たちの過去や思いを丁寧に描いたストーリー展開が魅力的です。
そして、シリーズを通して描かれてきたテーマである「希望」「勇気」などもしっかりと受け継がれており、新たな時代にも通用する普遍的なメッセージを持っています。
総じて、「ガンダムNT」は、シリーズファンはもちろん、初めてガンダムを見る人にも楽しめる作品であり、必見の作品といえます。
ガンダムの世界観
「もしも世界に、ガンダムを知らない人がいたら、あなたはその人に紹介しますか？」
ガンダムNTにかかわらず、ガンダムシリーズは、ロボットアニメの金字塔として知られ、多くの人々に愛されています。
その魅力は、宇宙を舞台に繰り広げられる壮大なストーリー、圧倒的なメカニックデザイン、そして深い人間ドラマにあります。
そんなガンダムの中でも、最も有名な作品である「機動戦士ガンダム」は、戦争を扱った作品として、多くの人々の心を揺さぶりました。
そのドラマチックな展開は、あなたの心をも動かすことでしょう。
もしも、あなたがガンダムを知らないのであれば、ぜひ一度その魅力を堪能してみてください。
あなたの人生が、より豊かなものになることを保証します。
まとめ
「ガンダムNT」は、美しい映像美と迫力あるアクションシーン、新しいガンダム機体やメカニックの登場、人間ドラマや普遍的なメッセージなどが魅力的。
LiSAが歌う主題歌「narrative」や、SawanoHiroyuki[nZk]:LiSAが歌うエンディングテーマ「RE:I AM」も必聴。
興行収入も約8.8億円と大ヒットし、日本だけでなく世界中から高い評価を受ける名作。
シリーズファンはもちろん、初めてガンダムを見る人にもオススメしたい作品なのでBlu-ray＆DVDを、ぜひ手に取って楽しんで欲しいと思います。
コメント