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通販サイトにおける日本円と中国元の表示を悪用した詐欺に要注意!

金融系

近年、通販サイトでの詐欺被害が増加しており、悪質な業者が日本円と中国元の表示を誤魔化し、不正請求を行う手口が確認されています。

本記事では、その詐欺手口の概要、注意点、対策を紹介します。

詐欺の概要

国民生活センターには『画像共有SNSで広告を見て通販サイトにアクセスし、通販サイトで「¥1680」の商品を選び、クレジットカード決済で申し込み後日、カード会社から届いた決済メールには「¥3万2916」と記載されていた』などの相談が寄せられてます。

例)「日本円」で1,000円の商品を購入した場合、「元」で支払い請求されると19,438円の請求額となります。

※2023/4/25日時点でのレートは、1元=19.43円です。

悪質業者の手口としては、通販サイト上で商品価格を日本円ではなく、中国元(人民元)で表示することで、消費者が誤解しやすい仕組みとなり、商品価格を見誤って購入した結果、請求額が異常に高いことに気付くケースが多く報告されています。

注意点

価格の通貨が明確であるか確認

商品価格を確認する際は、表示されている通貨が日本円かどうかを必ず確認しましょう。

通貨記号(¥, RMB, CNY)をしっかりチェックしてください。

¥:日本円

通貨コードは「JPY」(Japanese Yen)となります。

この記号が商品価格の前に表示されている場合、価格は日本円で表示されています。

RMB:中国の通貨

中国の通貨である人民元(Renminbi)の略称です。

RMBは「人民币」のピンイン(中国語のローマ字表記)で、中国元(人民元)を意味します。

中国元の通貨コードは「CNY」です。

CNY:中国元(人民元)

中国元(人民元)の通貨コードで、「Chinese Yuan」の略です。

通貨記号が日本円と同じ「¥」を用いることもあり、ここが詐欺の手口となるので要注意です。

国際的な取引では「CNY」が一般的に使用されます。

為替レートに注意

もし価格が中国元で表示されている場合は、為替レートを確認し、日本円に換算してから購入を検討しましょう。

また、為替レートは変動するため、常に最新の情報をチェックしてください。

評価・レビューを参考にする

通販サイトには多くの評価やレビューがあります。

購入前に他のユーザーの意見を参考にし、評価が低い・悪評が多い商品やショップは避けましょう。

対策

信頼性のある通販サイトを利用

詐欺被害を避けるために、信頼性のある通販サイトを利用することが重要です。

大手通販サイトはセキュリティ対策が整っており、詐欺被害のリスクが低いです。

クレジットカードの利用

クレジットカードを利用することで、不正請求に対してある程度の保護が受けられます。

万が一、詐欺被害に遭った場合でも、クレジットカード会社に連絡を取り、問題を解決することができます。

個人情報の保護

通販サイトを利用する際は、個人情報の取り扱いに注意しましょう。

不正なサイトからの詐欺被害を防ぐためにも、不要な情報は入力せず、パスワードは定期的に変更しましょう。

消費者庁などへの相談・報告

詐欺被害に遭った場合は、消費者庁や地域の消費生活センターに相談・報告を行いましょう。

これにより、問題解決や、他の消費者が同様の被害に遭うことを防ぐことができます。

  • 消費者ホットラインは、「誰もがアクセスしやすい相談窓口」として開設されたものです。
  • 相談を受け付けるにあたっては、円滑な相談処理を実施するために、氏名、住所、電話番号、性別、年齢、職業をお聞きします。
  • 土日祝日は、都道府県等の消費生活センター等が開所していない場合、国民生活センターに電話がつながります。(一部地域や年末年始、国民生活センターの建物点検日を除く)

一人で悩まずに、是非、相談してみましょう。

分割払いや後払いを利用

詐欺被害に遭わないために、分割払いや後払いを利用することを検討しましょう。

これらの支払方法を利用すれば、商品が届かなかったり、不正請求があった場合でも、迅速に対処することができます。

まとめ

通販サイトにおける詐欺被害を防ぐためには、価格表示の通貨を確認し、信頼性のあるサイトを利用することが重要です。

また、評価やレビューを参考にし、安全な支払方法を選択することで被害を最小限に抑えることができます。

何よりも自己防衛が大切であり、不審な点があれば購入を見送る勇気も大切です。

詐欺被害に遭わないために、常に注意を払い、安全な通販ライフを送りましょう。

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