ROLEXの知識を広げる最初の一歩は「用語を知る」ことです。
用語を知ることで店員さんや、共通の趣味の方と楽しく会話できるようになりますので、ぜひご活用ください。
【あ】
アイスブルーダイヤル
凍てついた氷を連想させるような明るいブルーが特徴的。
アイスブルーダイヤルは、プラチナケース専門の文字盤とされています。
アイボリーダイヤル
エクスプローラーⅡ Ref.16550にみられる文字盤のカラーバリエーションのひとつで、アイボリーの文字盤として製造されたという説や、文字盤が経年変化した説など、諸説あり。
個数自体が少ないく希少モデルとして扱われています。
デイトナRef.116520にもアイボリーダイヤルに変化する個体あり。
青サブ
ダイバーズウォッチ「サブマリーナ」のダイヤルや文字盤が、爽やかなブルーであることを意味します。
赤サブ
1965年~1975年に作られていたサブマリーナの中でも、文字盤の「SUBMARINER」が赤く表記されているモデル。
赤サブには『markⅠ~markⅥ』まで、6種類のダイヤルが存在しています。
赤シード
1967年から1977年まで製造されていたシードゥエラーの中でも、文字盤の「SEA-DWELLER」と「SUBMARINER 2000」が赤文字のモデルを指します。
海外では「ダブルレッドシード」と呼ばれているとか。
アメリカンブレス
アメリカ合衆国のC&I社製のブレスレット。
ブレスの内側には「U.S.A」の刻印が施され、1960年から1970年代まで製造されていたとされています。
同時期に製造されていたメキシコ製や日本製などと比べると、より硬質な素材を使用しているため他国製よりも良質とさせています。
アルビノ
インデックスや針が経年変化で白くなった個体で、主に初代のエクスプローラーⅡなどに見られます。
その他、手巻きのデイトナもインダイヤルが反転カラーではないシルバーダイヤルの個体がアルビノと呼ばれています。
アンダーバー
文字盤上に記載された横線のことを指し、ギルド・アンダーバーとも呼ばれており、主に6時側に入っていることが多いです。(稀に12時側に入る場合もあります。)
このアンダーバーの存在には諸説あり、ダイヤルの素材が高品質であるということを示すために、あえて小さな横線を入れることで地金の色を出したという説が有力とのこと。
アンダーバーの入ったモデルは、Ref.1016、Ref.1675、Ref.5500(エクスプローラーボーイズ)などのミラーダイヤルに確認されています。
イージーリンク
時計のブレスレットを工具などを一切使わずに、5mm伸縮できるように開発された機能で、ロレックス社が特許を取得しています。
クラスプとブレスレットの間に接続して、半コマ分のサイズ調整を可能にしています。
【い】
イナズマ針
稲妻をモチーフとしたジグザグとした秒針。
この秒針はミルガウスに採用されていますが、1950年代後半のアンティークモデルや現行モデルにも使用されています。
一体型フラッシュフィット
時計本体とブレスレットの間を繋ぐパーツ。
削り出しによってブレスレットと一体型となったことで耐久性と強度が向上しました。
【え】
エキゾチックダイヤル(ポールニューマンダイヤル)
俳優の『ポール・ニューマン』が愛用したことから、通称「ポールニューマンダイヤル」と呼ばれる手巻きデイトナのダイヤルのこと。
このダイヤルはデイトナが登場した1960年代初頭から1970年代まで流通していました。
特徴としては、文字盤の外周にあるセコンドトラックとインダイヤルが文字盤の反転カラーとなっています。
エスケープバルブ
シードゥエラーやディープシーに採用され、ケース内に入り込んでしまったヘリウムガスを自動的に排出するバルブのこと。
エナメル文字盤
リファレンスナンバーが5桁のデイトナ(最初期型、R品番)の白文字盤にみられる特徴。
1989年製の文字盤からはラッカー仕上げの文字盤に変更されているため、同じR品番でもエナメル調とラッカー仕上げの両方の文字盤が存在しています。
エバーローズゴールド
ロレックスが独自開発したピンクゴールド。
2005年頃から使用され、従来の18Kピンクゴールドとは違い少量のプラチナを配合することで、色の劣化に対する耐久性が増しました。
エルプリメロ
1969年にゼニス社とモバート社が共同開発した、世界初の自動巻きクロノグラフムーヴメント。
1970年から1980年は生産されていなかったが、81年に生産を再開。
ムーヴメントはデイトナ Ref.16520に使用され、エルプリ・デイトナと呼ばれています。
エングレーブドベゼル
デイトジャストやオイスターパーペチュアル・デイトに、2006年頃まで採用されていたベゼルの名称。
フルーテッドベゼルにも似ていますが、フルーテッドベゼルは18Kゴールド、エングレーブドベゼルはステンレスとなっていおり、きらびやかな印象のあるフルーテッドと比べると、角が立っていない凹凸のある仕上げは控えめな印象を与えます。
エンジンターンドベゼル
ステンレススチール素材を用いた凹凸のあるベゼル。
名前の由来としては、旋盤にて金属表面に幾何学的、または規則的な模様装飾を施す技法を「エンジンターン」と呼ぶことからその名がつけられたとされています。
【お】
オイスタークラスプ
ブレスレットを留めるための折りたたみ式バックルの名称。
オイスターブレスレットとレザーベルトに採用され、いくつかの種類が存在しています。
スポーツモデルでは2重のロック構造となるオイスターロック(フリップロック)を備え、ディープシー Ref.116660ではダイビングスーツの着用を想定したグライドロック機構が搭載されたクラスプが採用されました。
オイスターケース ※ロレックス三大発明
時計ケースの防水機密構造のこと。
名前の由来として、牡蠣(オイスター)の殻のように固く密閉していることから称されています。
金属塊をくり抜き、ねじ込み式の裏蓋と組み合わせることで高い防水性を実現し、ロレックス3大機構のひとつとして知られ、1926年にはスイス連邦著作権局に特許を申請。
現在では商標登録もされています。
オイスターブレス
ロレックスに使用されているブレスの一種。
1930年に初めて発表されてから現在に至るまでブランドを代表するブレスとなっています。
種類は主に下記の3つに分類されます。
リベットブレス
側面がリベット(鋲)で止められているブレスで1960年代まで採用されていました。
巻き込みブレス
1960年代後半に誕生したブレスで一枚の鉄板を巻き込みブレスのパーツが作られることで、強度面の向上を図っています。
ハードブレス
1970年代後半に誕生したブレスで中身が中空となっており、側面にはマイナスねじが見えます。
2004年以降では中空だった部分が、無垢となったため強度面や堅牢性が向上され、現在では、すべてのモデルに使用されている。
オイスターフレックスブレスレット
2015年の「バーゼルフェア」で発表したヨットマスターのRef.116655とRef.268655に搭載されたロレックス史上初のラバーベルト。
ブラックエラストマーという素材でコーティングすることで、メタルブレスレット並みの堅牢性に加え、ラバーストラップの柔軟性も備えています。
オープン6
ダイヤル防水表記部分である「6」の書き終わりに隙間があるタイプと隙間がないタイプが存在しており、前者を通称「オープン6」と称しています。
希少性が高く、アンティークモデルとしても知られている「赤サブ」「赤シード」は短い生産期間ではあるものの、「6」表記の違いが確認されています。
6の書き終わりに隙間がないタイプは『クローズ6』と呼ばれています。
王冠透かし
ロレックスが偽造防止のためにサファイアクリスタルに刻まれた王冠マークの透かしを指し、肉眼で視認することは難しく、ルーペで拡大することで確認ができます。
【か】
緩急針調整用窓
ムーブメント内の時間調整機である緩急針を操作する際、針先のみが見えるように空いている調整用の穴のことを表します。
【き】
キリーウォッチ
デイトナが販売される前に生産されていた、“プレ”デイトナ(Ref.6036、Ref.6236)の通称で、ジャン=クロード・キリー(フランスのアルペンスキープレイヤー)が愛用していたことに由来しています。
1950年代の製造期間と数量はわずかだったことから、希少モデルとしてロレックス愛好家に有名である。
逆6
リファレンスナンバー5桁のデイトナの6時位置にあるインダイヤルに見られ、12時間積算計のインデックスが中心軸を基準にデザインされているため、数字の「6」が反転して「9」に見えることから通称「逆6」と呼ばれています。
1995年頃より文字盤の上下を基準としたデザインになったことで、この特徴は失くなってしまい「逆6」は希少個体として評価されています。
旧フラ
旧型のフラッシュフィット。
ブレスとケースを繋ぐための部品で、三連のコマの真ん中部分が動くようになっています。
【く】
クサビ型インデックス
インデックスの形状がV字型になっているものを指します。
グライドロック・エクステンションシステム
ダイバーズモデルに採用されているバックル構造で、工具を使用しなくてもブレスレットのサイズを最長2cmまで延長することができます。
元々は、ダイバーがダイビングスーツの上から時計を安易に装着できるように開発された機構で2008年に誕生したディープシーをはじめ、現在ではすべてのダイバーズモデルに装備されています。
クラウンマーク
ロレックスのロゴやリューズなど、ブランドのロゴマークを表します。
クラウンマークの由来は正式に公表されておらず、様々な噂が存在しており、諸説ある中で有名なのが下記2つとなります。
その1
マークのとおり、ロレックスを時計の王様とすることへの想い
その2
時計を製造する職人達の指(5本)をモチーフにした
クラスプ
ブレスレットなどに使用されるバックルの、折り畳み式の板状の部分。
グリーンガラス
ミルガウスに使用されるサファイアガラスで通常より高度は高い仕様となっています。
グリーンジェイドカルーセル
デイデイト36のイエローゴールドモデル専用のダイヤルデザインで天然素材のグリーンジェイド(翡翠)が使用されたダイヤルと、217粒のダイヤモンドがセットされた18Kイエローゴールドのアワーリングが特徴です。
クローズ6
ダイヤル防水表記部分である「6」の書き終わりに隙間があるタイプと、隙間がないタイプが存在しており、後者を通称「クローズ6」と呼んでいます。
希少性の高いアンティークモデルとして知られている「赤サブ」や「赤シード」は、短い生産期間ながら「6」の表記に違いが確認されており、6の書き終わりに隙間があるタイプは「オープン6」と呼ばれています。
クロナジーエスケープメント
ロレックスが新たに開発し特許を取得した脱進機のこと。
この機構はCal.3255に搭載されており、従来の機械式時計に搭載されている標準的な「スイスレバー脱進機」の動作を分析することで、性能を高めました。
クロノグラフ
ストップウォッチ機能の付いた時計の総称。
クロノメーター
C・O・S・C・(スイス公認クロノメーター協会)が行うムーブメントの精度テストに合格した時計に与えられる称号。
機械時計のテストは、15日間昼夜通してテストされます。
クロマライト
インデックスや針に使用されている夜光塗料でスーパールミノバに変わる新しい夜光塗料として、2007年登場のミルガウスやオイスターパーペチュアルのカラーインデックスに採用されている。
スーパールミノバとの違いは、青く発光することと、発光時間が最長で8時間持続することである。
軍サブ(ミリタリーサブ)
英国軍からの依頼によりサブマリーナー Ref.5513をベースに個別リファレンス(Ref.5517)で製造されたモデルを表します。
一般的に「軍サブ」や「ミリタリーサブ」と呼ばれ、英国軍隊にのみ支給されたことから流通量は極めて少なく入手困難を極めます。
【こ】
ゴーストダイヤル
角度によって表記が見えなくなるダイヤルを「ゴーストダイヤル」と呼びます。
主に1970年前後に製造されたデイトジャストにみられるようです。
コスモグラフ
デイトナの正式名称「コスモグラフ・デイトナ」。
名前の由来として、NASAでアポロ計画が進められているとき、宇宙で使われる時計として公式採用されることを願って従来のクロノグラフに「コスモグラフ」という名を冠したとされている。
コンビモデル
2種類の異なる素材を組み合わせたモデルを表しますが、ロレックスでは1920年代から「ロレゾール」と呼んでいます。
コンピューターダイヤル
文字盤の装飾を表し「コンピューター文字盤」とも呼ばれ、「ROLEX」の文字が浮かび上がるデザインとなっています。
【さ】
サイクロップレンズ
日付表示機能を持つモデルの風防に取付けられた拡大レンズ。
日付の数字が2.5倍に拡大表示されます。
サロス
ロレックスが独自に開発し、特許を取得した年次カレンダー機構を表します。
(一般的にはアニュアルカレンダーと呼ばれます)
名称の由来は、古代ギリシャの天文現象「サロス」にインスピレーションを受けており、天文現象のサロスは、18年周期で太陽・地球・月が一直線に重なる現象を意味します。
(日食と月食のこと)
サンダーバード(ターノグラフ)
エンジンターンドベゼルを装備したデイトジャスト・ターノグラフに名付けられた公式の愛称。
初代サンダーバード(Ref.6309)は、USエアフォースのアクロバットチーム”サンダーバーズ”へ贈られたと言われています。
サンビーム
「太陽の光」「直射」をイメージした珍しい文字盤で凹凸と角度の違いで雰囲気が変わるという特徴を持っています。
【し】
GMT
グリニッジ・ミーン・タイムの略を表します。(グリニッジ標準時間)
時計用語では異なる地域の時刻を表示できる機能とし、現在はUTCと呼ばれています。
シグマダイヤル
文字盤の6時位置にある「T SWISS T」の両脇にσ(シグマ)が表記されているモデルをシグマダイヤルと呼びます。
この表記は、腕時計の文字盤に金などの貴金属が使用されていることを意味しており、ロレックス以外のブランド(ヴァシュロン・コンスタンタンやIWCなど)でも使用されています。
ジャパンブレス
1970年代に製造されたデイデイトRef.1803に、僅かな期間だけ製造されていた日本製の金無垢ブレスレット。
バックルの中板に「MADE IN JAPAN」の刻印があるため「ジャパンブレス」と呼ばれています。
ジュビリーブレス
5列に配列された細かいブレスレットの名称。
1945年に発売されたオイスターパーペチュアルデイトジャスト用にデザインされました。
シロキシ・ヘアスプリング
ロレックスが独自開発し、5件の特許を取得したシリコン製のヒゲゼンマイを表し、磁気と温度変化に強く耐衝撃性も従来の10倍となりました。
シングルバックル(クラスプ)
留め具がシンプルな被せ式のバックル。
デイトジャストやオイスターパーペチュアルのようなドレスモデル全般と1990年代中盤以前のプロフェッショナルモデルに使用されていました。
シンクロナイゼーション機能
ヨットマスターⅡに搭載されているレガッタ・クロノグラフムーブメントに備わっている2大機能のひとつ。
10分から1分の間までのカウントダウン時間をプログラムできるのがレガッタ・カウントダウン機能といい、その計測中に公式カウントダウン(ヨットレース中のシグナル)と同期し、誤差を修正する機能をシンクロナイゼーションと言います。
シンプソンダイヤル
ダイヤル上の王冠マークに付けられた俗称のひとつで、先端の並びが緩やかで5本の突起が浅いことから、アメリカのアニメ「シンプソンズ」に登場する長男の『バート』の顔の形に似ていることから由来しています。
1950年代半ばから1960年代前半までのGMTマスターやサブマリーナのミラーダイヤルにみられ、キャラクター名をそのまま引用した「バートシンプソン・ダイヤル」と呼ばれることもあるとか。
【す】
スーパーバランステンプ
慣性運動を増大させて精度向上を図るために、チラネジが配置される部分を凹ませることで空気抵抗を軽減させ回転効率を向上させたパーツをスーパーバランステンプと称します。
スーパープレシジョン
正確や精密を意味する「PRECISION(プレシジョン)」表記に、「SUPER」を加える事によってより正確で優れたムーブメントを搭載するモデルである事を表しており、この表記はRef.5500、Ref.5504等の文字盤に採用されました。
スクエアクラウンガード(SCG)
最初期型のリューズガードで横から見るとリューズガードが四角い形状となっています。
見た目からスクエアクラウンガードと呼ばれ、頭文字を取り「SCG」と称されることがあります。
スクリュー
裏蓋の装填方式の一つで、ネジ込み式(スクリューバック)のことを示します。
防水性を要求されるスポーツウォッチに多用され、ロレックスのオイスターケースは、すべてスクリューを採用しています。
スターダイヤル
1950年代初頭のロレックスに見られた星型のインデックスで生産数は極めて少なく、特にRef.6062のスターダイヤルは「ムーンスター」と呼ばれています。
スターンダイヤル
文字盤上の文字「SUPERLATIVE CHRONOMETER」(上段)と「OFFICIALLY CERTIFIED」(下段)の文字間スペースが中央揃えになっているものを表します。
スティックダイヤル
GMTマスターⅡに見られたレア個体で文字盤に表記された「GMT-MASTER II」のローマ数字「II」に横棒のないフォントが使用されています。
書体の特徴から「ふたなし」とも呼ばれることもあるとか。
ステラダイヤル
1970年代初頭により数年間存在したデイデイトのダイヤルで、レッドやグリーン、ブルーなど幅広いカラーバリエーションが存在しています。
ストレート刻印
裏蓋に刻印される「ROLEX」の文字が、外周に沿うことなく横書きされたものを表し、シードゥエラー Ref.1665の初期型にみられました。
ストレート針
エクスプローラーⅡ Ref.1655の生産初期に採用されていた秒針。
視認性向上の目的で夜光塗料付きの針に改善されたものはドット針と呼ばれます。
スパイダーダイヤル
1980年代後半のサブマリーナやエクスプローラー等(特にR品番に多い)の文字盤の経年によりダイヤル表面の塗装がひび割れて蜘蛛の巣状になっていることを表します。
スムースベゼル
鏡面加工が施されたベゼルで外観はドームベゼルと似ていますがが、スムーズベゼルの方がスッキリしています。
スモールデイトナ
手巻きデイトナ(Ref.6263ならびにRef.6265)の交換用ダイヤル及び生産末期に製造されたダイヤルを表します。
インデックスの上部に記載されている「DAYTONA」のロゴが小さいため「スモールデイトナ」と呼ばれています。
【せ】
Zブルー
2014年に発売されたミルガウス Ref.116400GVのラインナップに加わった青文字盤の名称。
ゼファーダイヤル
1950年代にアメリカ向けに製造されていたロレックスのオイスターパーペチュアルに見られた文字盤で12時の位置に王冠マークと11個の夜光ドットのみのシンプルな仕様を表します。
セラクロム
セラクロムとはロレックスが開発し特許を取得したベゼル等に用いるセラミック系素材の総称です。
極めて硬質で、耐蝕性・耐傷性に優れています。
セラミックベゼル
正式名称はセラクロムベゼルといい、耐傷性に優れており、紫外線に強いため退色も防ぎ
劣化しにくいことから多くのモデルに採用されています。
センタースプリット
文字盤上の文字「SUPERLATIVE CHRONOMETER」(上段)と「OFFICIALLY CERTIFIED」(下段)の文字間スペースが中央揃えになっているものを示します。
この特徴は、レイルダイヤルやスターンダイヤルとも呼ばれ、センタースプリットの名称は主にエクスプローラーIIのRef.1655やRef.16550に用いられます。
【た】
ダブルアングルスロープ
セミバブルバック等に搭載された2段階の傾斜がつけられた重く分厚いローターのこと。この機能は特に1950年代のセミバブルバックの10・1/2リーニュサイズ(29.5mm)の700系ムーブメントに多く使用されていました。
ダブルスイス
スイス製であることを表す「SWISS」の印字が、ダイヤル位置6時の上下に2つプリントされたものを「ダブルスイス」と称します。
この印字は、デイトナ Ref.6239やGMTマスター Ref.1675などの初期生産分にあるとか。
ダブルネーム
文字盤にブランド名などが2つ載っている時計のことを表します。
時計ブランドの普及にむけて、ロレックスやパティックフィリップは売上や自社の知名度を上げるためファッションブランドの力を借りるかたちでブランド名を連名で表記したとされています。
コラボレーション商品もダブルネームと呼ばれています。
ダブルバックル
留め具を被せた後にさらにもう一つの留め具でロックする仕様をいい、シングルに比べて着用時の脱落のリスクが低くなります。
ダブルベゼル
2014年に誕生したチェリーニタイムにのみ採用されている特別なベゼルのこと表します。
このベゼルは異なる2つの形状を採用して、等間隔に山形でカッティングされたフルーテッドと丸みを帯びたドームで構成されています。
段落ち
デイトナの5桁リファレンスモデルの初期型(1988〜1989年製)文字盤に見られ、一般的には上から順に「ROLEX」、「OYSTER PERPETUAL」、「SUPERLATIVE CHRONOMETER」、「OFFICIALLY CERTIFIED」、「COSMOGRAPH」の文字が配置されているが、段落ちは最下段の「COSMOGRAPH」だけが1行分のスペースを空けた位置にプリントされている。
海外では「Floating Cosmograph(フローティング・コスモグラフ)」と呼ばれています。
短針単独稼働
短針を単独で稼働することができる機能で、主にGMT機能搭載のモデルに多く採用されています。
日付調整を行う場合は短針を24時間分回転させる仕組みとなっています。
【つ】
ツインロックリューズ
完全防水を実現するため、ロレックスが1950年代前半に開発したねじ込み式のリューズ。
構造としては、防水パッキンをリューズ側とチューブ側に1つずつ装備することで防水性と気密性に優れ、サブマリーナなどに搭載されています。
ツードット
リューズのクラウンマーク下にあるドットが2つになっているデザインで、デイデイトやデイデイト2、デイトジャストに用いられています。
イエロー、ピンク、ホワイトの各種、金無垢モデルに適用され、プラチナモデルのみドットが1つとなっています。
【て】
デイトジャスト ※ロレックス三大発明
ロレックスが開発した日付表示機能で1955年にこの機能が登場しました。
他のブランド時計は深夜0時を過ぎるとゆっくりと日付が変わりますが、デイジャストはその名の通り0時ジャストに日付が切り替わる仕様となっています。
Dブルー
映画監督のジェームズ・キャメロンが地球最深部である、マリアナ海溝の底に単独で到達を記念して2014年に発表されたディープシー Ref.116660の文字盤を表します。
名前の由来としては、ディープシーの「Deep」や船の名前である「ディープシー・チャレンジャー」から取ったなど多くの諸説が存在しています。
デカリューズ
直径8mm径の大型リューズを通称「デカリューズ」と称し、フランス語で「特許」を意味する「BREVET」が刻印されています。
【と】
トゥルービート
1954年から僅かな期間だけ生産されたRef.6556のペットネーム。
外観は、オイスター パーペチュアルに似ているが、秒針がクォーツの様に1秒刻みに進むステップセコンド機能が搭載されていました。
ドームベゼル
丸みがあるドーム状のベゼルで鏡面仕上げにより、スムースベゼルに似ているが、スムースベゼルよりもふっくら丸みを帯びています。
トリゴナルスプリング
ヨットマスター Ref.116622の回転ベゼルに使用されているスプリングを表し「トリゴナル(trigonal)」とは「三角の」を意味します。
トリドール
ケースやブレスレット等に18Kゴールド(イエロー、ホワイト、ピンク)の3色を使用したモデルで、デイデイトやパールマスターに採用されています。
トリドールブレス
イエロー、ホワイト、ピンクの異なった3種類の金属が使用されたブレスレットで、搭載モデルにはリファレンスの末尾に「BIC」の表記が入ります。
トリプル0
1980年代中頃〜1988年までの短期間のみ存在する、サブマリーナーデイト Ref.168000のことを表し、コレクター間では「トリプルゼロ」と呼ばれています。
12時位置のケースにはRef.168000(ゼロ3つ)の刻印に対し、ギャランティーにはRef.16800(ゼロ2つ)と記載されています。
トリプル6
1978年から1991年まで生産されたシードゥエラーの第2世代モデルRef.16660のことを表し、コレクターの間では「トリプルシックス」と呼ばれています。
文字盤のインデックスにフチありとフチなしがあり、発売初期はフチなしで希少と言われています。
トリプルロックリューズ
ロレックスがダイバーズモデルのために開発した、三重構造のパッキンを装備した特別仕様のリューズ。
パッキンは、チューブ側に2つ、リューズ側に1つ使用されており、これにより高い機密性を実現しています。
1970年に登場したトリプルロックリューズは、その後のダイバーズモデルに多く採用されており、リューズのクラウンマーク下位置にはトリプロックリューズの証でもある3つのドット表記があります。
トロピカル
アンティークのプロフェッショナルモデルのミラーダイヤルに起きる現象で、文字盤のブラックがブラウンに変色し「トロピカル」と呼びます。
【は】
パーペチュアル ※ロレックス三大発明
ロレックスが1931年に開発した自動巻き機構のこと。
「永久」を意味し、半円形のローターが360度回転を行い、効率良くゼンマイを巻き上げます。
バックリーダイヤル
1970年代から1980年代に製造されたロレックスのデイトジャスト、デイデイトに採用されたダイヤルです。
大きくプリントされたローマンインデックスと黒い指針が特徴で視認性が非常に高く、ロレックスコレクターでもある宗教家のジョン・バックリーが名称の由来とされています。
パトリッツィダイヤル
デイトナRef.16520の1994年~1995年頃(S品番、W品番)の黒文字盤のみに存在するインダイヤルが茶色く変色したものを表します。
塗料の経年劣化により変色か、もしくは、製造過程でのテクニカルエラーとして造られたものといわれています。
時計専門のオークションハウス・アンティコルム社のオズワルド・パトリッツィ氏が名付けたことにより市場での買占めが進み価値が上昇しているとか。
バブルバック
1930年代~1950年代にロレックスが製造していた、裏蓋が泡のように丸く膨らんだ自動巻きモデルの総称を表します。。
当時ロレックスが開発した自動巻きムーブメントは、手巻きムーブメントに自動巻きの機構を載せただけであったため、厚みが増し、従来のケースでは収まらなくなってしまいました。そのため、奥行きを持たせるために丸く膨らんだ裏蓋が考案され、それが泡(バブル)のように見えることから「バブルバック」と呼ばれるようになりました。
パラクロムヒゲゼンマイ
耐磁性に優れ温度の変化に強く、高い復元力により標準的なヒゲゼンマイの10倍の衝撃に対する耐性を備えているため、安定した精度を保つことができます。
2000年に登場したデイトナのムーブメント(Cal.4130)に初めて採用されました。
パラフレックス
テンプを衝撃から守る為の耐震装置(ショックアブソーバー)で、従来と比べるると飛躍的に耐衝撃性が向上しました。
ハルク
クリーンベゼルとグリーンダイアルの組み合わせである「サブマリーナー」116610LVに名付けられた愛称で、名前の由来は、マーベルコミックスに登場する緑の巨人「ハルク」によります。
ハンス・ウィルスドルフ
ロレックスの創始者。
【ひ】
ビックデイトナ
ビックデイトナは、1970年~1988年の間に製造されたRef.6263 Ref.6265の6時側にある12時間積算計の外側上部に赤色のインクを使って「DAYTONA」と大きく表記されたことを表します。
このダイヤルは、2種類存在しており「DAYTONA」の表記が無いモデルが確認されています。
ビッグロゴブレス
バックルの中板に大きく「ROLEX」ロゴの刻印が施されているブレスレットのこと表し、1960年代のリベットブレス等に見られます。
ピラミッドベゼル
ピラミッド型の細かい四角錐の突起が施されたベゼルで、高級感を演出する手法とされており金無垢モデルに多く存在します。
ピンクシード
Ref.1665の初期型にしか存在しない赤シードの中でも表記がピンクに近いマークⅠダイヤル。
【ふ】
ファットボーイ(ワイドボーイ)
通常よりも幅広の針やインデックスが採用されたダイヤルで、ヴィンテージのデイトジャストやデイデイトに存在しています。
「ワイドボーイ」とも呼ばれているとか。
ファットレディ
1983年~1988年に僅か5年と非常に短い生産期間で作られたGMTマスターⅡのファーストモデルの通称で通常よりもケースに厚みがあることからこの名称が付けられました。
ファントム効果
時分針と24時間針の根元が黒く着色され、針の夜光部分が浮かび上がって見える状態を表します。
主にエクスプローラーⅡ/Ref.216570のブラックダイヤルにみられます。
風防
風防とは文字盤を覆う透明な板状のカバーを表し、ロレックスの風防は以下の変更があります。
・プラスチック風防(~1990年前後)
・サファイアガラス(1990年前後~)
・サファイアガラス(透かし王冠あり、2000年前半~)
フジツボダイヤル
1960年代から1980年代にかけて製造されたロレックスのGMTマスターとサブマリーナーに存在する特殊なアップライトインデックスを備えるダイヤルを表します。
インデックス枠のイエローゴールド部分が大きく、夜光塗料の面積が非常に小さいため、海岸の岩場に生息するフジツボのように見える事から通称「フジツボダイヤル」と呼ばれ、海外では「ニップルダイヤル」と呼ばれています。
フチあり・なし
ダイヤルの夜光インデックスにメタル枠があるか否かによって「フチあり」か「フチなし」に分類され、アンティークのプロフェッショナルモデルに存在します。
メタル枠を備えるインデックスを「フチあり」、メタル枠を備えず夜光塗料を文字盤に直接塗布したインデックスを「フチなし」と呼びます。
ブラウンダイヤル
ダイヤルカラーが経年変化によって茶色く変色したダイヤルのこと表します。
その他、経年変化により茶色く変色する状態の名称は多く「ブラウンアイ」や「パトリッツィダイヤル」と呼ばれます。
ブラックアウト
エクスプローラーモデルで3、6、9のインデックス内が黒色のモデルで、「地が剥き出し」のものと「黒い塗料が塗られた」2種類が存在します。
フラッシュフィット
ケースとブレスレットを繋ぐパーツをロレックスではフラッシュフィットと呼び、この部分は一般的に「弓管」や「エンドピース」と呼ばれています。
2000年頃からブレスレットとの一体化がされ、強度と耐久性が向上しました。
フラット4(ファット4)
初代グリーンサブマリーナー(Ref.16610LV)の初期生産分に見られるベゼル表記タイプのひとつで、「40」の「4」が尖っておらず、台形のような形をしており、頂点が平らなことから「フラット4」と呼ばれています。
見た目が太く見えることから「ファット4」とも呼ばれます。
プリンス
ドレスウォッチラインであるチェリーニのモデルを表します。
初代登場は1928年で、秒針が独立して非常に見やすいこともあって医者が脈拍を測るのに重宝していたとされ「ドクターズウォッチ」の異名を持ちます。
BREVET
BREVETとはフランス語で「特許」を意味し、この刻印は1950年代~1960年代に製造された個体に多くみられます。
刻印場所は、主にケースサイドとされています。
ブルーパラクロムヒゲゼンマイ
ロレックス社が独自に開発を行った青色のパラクロム製ヒゲゼンマイのこと。
耐磁性に優れ、温度変化にも強くなったことで高精度を維持しやすく、製造工程も簡略化されました。また、耐久性も高く、従来のヒゲゼンマイと比べるとやく10倍の耐衝撃性を持ち、初の搭載モデルは2005年に発売されたGMT マスター Ref.116718LNとなります。
現在はエクスプローラー、サブマリーナー、デイトナなど多くのムーブメントに採用されています。
プレシジョン
クロノメーター認定を受けていないムーブメントを搭載したロレックスで「正確、精密」を表します。
2007年に発売したエアキングのモデルチェンジによって、すべてのモデルがクロノメーター認定を受けたムーブメントを搭載することとなったため、プレシジョン表記のモデルは生産終了となりました。
プレジデントブレス
1956年に誕生したデイデイトのブレスレットで、当時のアメリカ大統領第34代ドワイト・アイゼンハワーに贈られたことをきっかけに「プレジデントブレス」と呼ばれるようになりました。
通常のブレスよりも丸くボリュームが増しており、すべての素材に金かプラチナを使用しています。
分離型フラッシュフィット
ケースとブレスレットを繋ぐパーツ(フラッシュフィット)と、ブレスレットが分かれている形状のものを「分離型フラッシュフィット」と称します。
ブレスレットの形状によりますが、一体型と比べ分離型は堅牢性と耐久性が劣ってしまいますが、フラッシュフィットが破損した際は該当部分のみの交換できることから、修理費用は抑えられます。
1999年よりフラッシュフィットの素材が無垢材で製造されることで、堅牢性と耐久性が大幅に向上します。
【へ】
ベイクライトベゼル
GMTマスター Ref.6542に採用されたプラスチック製ベゼルインサートを表します。
キズや温度への耐性が低いため、白く濁りやすいことから、すぐにアルミ製に変更されました。
流通量は非常に少ないため、状態の良いベイクライトベゼルはヴィンテージ市場では非常に高い評価を受けています。
ベゼル
風防の外周に取り付けられた風防固定部品を表します。
風防は、固定するだけの「固定式」と「回転式」があり、ダイバーズウォッチの多くは回転式となっています。
ペットネーム
「愛称」を表し、デイトナやエクスプローラー等が該当します。
サンダーバードなどは公式ではなく、文字盤に表記されていないとか。
ペプシ
GMTマスター Ref.16700、16710の赤/青ベゼルのカラーに付けられた愛称を表します。
赤/青ベゼルは「ペプシ・コーラ」のカラーリングに似ていることから、時計ファンの間で呼ばれています。
【ほ】
ポール・ニューマンモデル
アメリカの俳優ポール・ニューマンが所有していたモデル。
特徴のある文字盤を使用した手巻きのデイトナref.6263や6265などを表し、エキゾチックダイヤルとも呼ばれ、非常に価値が高騰したプレミアモデルとなります。
ポール本人が所有していたものは腕時計史上最高額で落札され伝説となりました。
ホールトップブレス
2000年に発表されたCal.4130搭載のデイトナに装着されたブレスレットで、クラスプの中板に穴が開いており、はめ込むことで開閉します。
ブレスレットの仕様変更があり、2008年で生産が終了となりました。
ポールブレス
1967年~1968年にかけて製造された一体型のフラッシュフィットを備える巻きブレスで当時のデイトナにセットされていました。
特にポールニューマンモデルに多かったことから、通称「ポールブレス」と呼ばれています。
ホリコン
文字盤の種類を表し「彫りコンピューター文字盤」の略を意味します。
特徴は文字盤全体にROLEXの文字が表示されています。
ホログラムシール
ロレックス社が本物の証明として裏蓋に貼り付けたグリーンシールを表し、見る方向によって色が変わります。
このシールによって、新品購入時に偽物か本物かを見分けることができます。
【ま】
マイクロステラスクリュー
ロレックス社が独自に開発した機構で、ムーブメントの心臓部とも呼べる「テンプ」を構成するテンワの外側に備え付けられている星型のネジのことを表します。
ムーブメントをケースから取り出す事なく調整可能という利点を持ち、調整は専用の工具を用いてネジを回し、テンプの比重バランスを変えることで時間の進みと遅れを調整しています。
マイクロステラナット
ロレックス社が独自に開発した機構で、ムーブメントの心臓部とも呼べる「テンプ」を構成するテンワの内側に備え付けられている大小合わせて4つの星型のナットを表します。
ムーブメントをケースから取り出すことなく調整する事が可能という利点を持ち合わせ、調整の際には専用の工具を用いてナットを回し、テンプの比重バランスを変えることで時間の進みと遅れに対し、精度の高い調整を行う事が可能となまりました。
マキシダイヤル
インデックスのドットが通常のモデルよりも大きく表示されたものを表し、1970年代後半〜1980年代前半に販売されたサブマリーナー Ref.5513 フチなしインデックスに多く確認されている。
巻き込みブレス(巻きブレス)
金属板の両端を折り曲げて形成されたブレスレットを通称「巻き込みブレス」「巻きブレス」と呼ぶます。
サイズ調整には折り曲げた金属板を剥がすため、専門の時計店や職人でなければ調整ができませんでした。
このブレスは1960年代の後半〜1970後半まで採用され、1960年以前と比べ強度は向上しましたが、経年変化でコマの間が伸びてしまう現象を「伸び」と言います。
そのため、コンディションの良いブレスは現在貴重とされています。
【み】
ミラーダイヤル(ギルトダイヤル)
日本ではミラーダイヤルと呼ばれ、1967年に作られた文字盤で表面が美しく艶のあることを表します。
ダイヤル上のレターやサークルラインがプリントではなく金色でペイントされていますが、材質上ミラーダイヤルは経年変化によるひび割れが起きやすく、当時の艶が残っているものは殆どありません。
文字盤にひび割れがあるものは、本物と捉えられています。
ミリヤードダイヤル
インデックスを取り囲むようにダイヤモンドや、格子状のデザインを施した文字盤を表します。
ダイヤモンドやルビー、サファイアなどの貴石の他にローマやアラビア数字などバリエーションは多岐に渡り、ミリヤードダイヤルは、主にデイデイトやデイトジャストに採用された珍しい文字盤とされています。
【む】
ムーンフェイズ
月の満ち欠けをあらわす機構を「ムーンフェイズ」と称します。
新月から満月までに29.5日周期の月の満ち欠けを知ることができ、月が描かれたディスクが回転することで小窓に見える月の形が変わり、月の満ち欠けが表示される仕組みとなっています。
1950年代に製造されたRef.6062にこの機能が搭載されています。
【め】
メーターファースト
文字盤の防水性能表記で「メーター表記が頭」にあるものを表します。
通常は「660ft=200m」ですが、メーターファーストは「200m=660ft」となっています。
メキシカンブレス
メキシコのロレックス純正ジュビリータイプブレスを表します。
形状はUSAと似ていますが、メキシカンブレスはコマがオーバル型となっています。
メテオライト
隕石を使用した文字盤をメテオライトと呼んでいます。
素材は本物の隕石を使用していることから、同じ模様の文字盤が存在しないことが特徴です。
【や】
夜光塗料
インデックスや針に塗る蛍光塗料を表し、製造年によって種類が異なります。
自発光(トリチウム)1990年代後半まで
光を蓄えずに自発的に光る塗料で、12年ほどで変色し光らなくなってしまいます。
トリチウム文字盤の6時位置には「T」表記が入り、「SWISS-T<25」「T SWISS MADE T」のように表記されます。
ルミノバ文字盤の6時位置には、「SWISS」「SWISS MADE」と印字されています。
蓄光(ルミノバ)1990年代後半〜2007年まで
光を蓄え、蓄えた分だけ光るため半永久的に使えます。
蓄光(クロマライト)2007年〜現在
最新の夜光塗料で最新モデルに使用されており、ルミノバと同じく光を蓄えた分だけ光るようになり、発光時間はルミノバの2倍の8時間となります。
【ゆ】
ユニークダイヤル
文字盤の数字が上半分と下半分で種類が異なることを表します。
通常は10時から2時をローマ字、4時から8時をアラビア数字とするのが一般的とされています。
【よ】
横穴
ケースの横にある穴で2003年頃までとされています。
【ら】
ライムベゼル
グリーン・サブマリーナ Ref.16610LVの中でも、初期生産分にみられたベゼルタイプ。
同モデルのベゼルより薄い緑色(ライムグリーン)を採用しているのが特徴です。
ラジアルダイヤル
GMTマスター Ref.1675のマットダイヤルに存在する文字盤で、通常ダイヤルのインデックスよりもやや小さく、文字盤中央に寄ったことで秒や分のメモリが長い仕様となっています。
ラベンダージェイドカルーセル
デイデイト36のイエローゴールドモデル専用のダイヤデザインで、天然素材のラベンダージェイド(翡翠)が使用され、ダイヤルには217粒のダイヤモンドがセットされた18Kイエローゴールドのアワーリングが採用となりました。
【り】
リネンダイヤル(モザイクダイヤル)
絹のように格子状となっている模様の文字盤で、布生地の拡大図に似ていることから「リネンダイヤル」と呼ばれています。
(別名はモザイクダイヤル)
リベットブレス
巻きブレスの様に薄い金属の板を曲げた形状をしており、コマ側面を棒状の留め具(リベット)で連結したものを表します。
ベリットブレスには内部にバネが入っていて、ブレスレットが伸びる仕様もあります。
リングコマンドベゼル
ムーブメントに連動して特殊な機能のトリガーとしての役割を備えた双方向回転式ベゼルを表します。
ヨットマスターⅡではクロノグラフのカウントダウン設定や、スカイドゥエラーでは時刻合わせとGMT針の操作で使用されています。
このベゼルはロレックスで独自開発し、特許を取得しています。
リングロックシステム
ディープシーに採用されたシステムで、厚さ5ミリのドーム型サファイアクリスタルと、グレード5のチタン合金の裏蓋を時計内部の窒素合金製の高性能ステンレススチールリングが、柱の様に支えることで水圧から保護をする機構を表します。
これにより3トンの水圧に耐え、水深3,900メートルまで耐えることがでます。
【る】
ルーレット刻印
2000年代~文字盤の外周部にシリアル番号が刻印されるようになり、これをルーレット刻印と称します。
【れ】
レイルダイヤル
文字盤上の「SUPERLATIVE CHRONOMETER」(上段)と「OFFICIALLY CERTIFIED」(下段)の文字間のスペースが上下で揃っているクロノメーター表記を備えた文字盤を表します。
これは、シードゥエラー Ref.1665に用いられました。
【ろ】
ロリポップ
インデックスのドットが通常のモデルよりも大きく表示され、インデックスのドット部分とメモリがくっついてしまっているマキシダイヤルを表します。
そのシルエットが、棒付きキャンディにみえることから「ロリポップ」と名付けられました。
ロレジウム
ロレックスによる造語でプラチナとステンレスの組み合わせのコンビ素材を表します。
ヨットマスターの一部のモデルで使用されています。
ロレゾール
ロレックスによる造語でゴールドとステンレスの組み合わせのコンビ素材を表します。
ロレックス3大発明
ロレックスが発明した機能を表します。
- ・オイスターケース(1945年)
- ・パーペチュアル(1945年)
- ・デイトジャスト(1955年)
ロングEダイヤル
文字盤に表記されている「ROLEX」の「E」の中央線が長いダイヤルのことを「ロングEダイヤル」と称します。
GMTマスター Ref.1675のマットダイヤルの初期タイプに存在するとか。
【2】
200タキベゼル
デイトナ Ref.16520の初期型の中でもR品番やL品番の初期に見られるベゼルで、タキメーターの目盛りが「50」から「200」となっています。
また、1990年以降から一般型は「60」から「400」に変更されてます。
225タキベゼル
デイトナ Ref.16520の初期型に見られるベゼルで、一般型のタキメーターと同じく「60」から「400」のスケールになっていますが、「240」の目盛りが無く、「225」「250」の目盛りが入っている。
【6】
6ドット
ダイヤル6時側にある小さなドットで、アンティークのサブマリーナー、GMTマスター、エクスプローラーなどに表記されており、いずれもミラーダイヤルとなります。
【9】
904Lスチール
ステンレス素材の一種でクロム含有量が21%と多く、錆や腐食に強く金属アレルギーも少ない素材となっています。
耐久性にも優れ、非常に堅牢なことから、本来では化学産業分野で扱われていました。
時計メーカーではロレックスが初めて、この素材を採用し1990年代前半から徐々に904Lスチールに切り替わり、現在では全てのステンレスモデルに使用しています。
まとめ
ロレックスの専門用語を知ることで、店員さんとコミュニケーションを楽しむことができ、実機の良さも倍増します。
豆知識をつけ、ロレックスファンになっていただけると嬉しいです。
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